jalのインターンシップ
jalのインターンシップが今季も人気のようです。インターンシップの意味合いは判っても、具体的なイメージがわないという人もいるのかも。一言で言えば、インターンシップとは社会研修のこと。jalとはもちろん、日本のフラッグエアライン、Japan Air Lineのことです。少し年配の方だとJALというより日航（日本航空）といった方が通りがよさそうですね。
就職難の時代も終わりを告げ、就職戦線は一転売り手市場になりつつある今日この頃。各企業は優秀な人材の採用にしのぎを削っています。でも、jal,anaといった航空業界は新卒者が殺到する高人気の企業ですから、相変わらずの買い手市場です。特に女子学生にとっては、Jalといえば憧れの勤務先の代表格といって良いではないのでしょうか。
さて、jalのインターンシップなんですが、いくら人気企業といっても採用する人材はより優秀な学生の獲得が望ましいのは当たり前。そこで、jalではインターンシップ制を以前より導入して、毎年、各大学や専門校に募集を依頼しています。一方、学生の側としても、jalのインターンシップに参加することで、業務を体験し本採用を少しでも有利にしておきたいという意欲もあるため、jalインターンシップは参加そのものが高いハードルとされています。
航空会社のインターンシップ
インターンシップとは、学生が一定期間を研修生として働く制度を言います。学生の側としてはインターンシップに参加することで、自分の希望する、あるいは関連のある企業で働くことができ、様々な体験を積むことができるという利点があります。また、就職への足がかりを期待する学生も多く、人気企業ともなるとかなりの倍率になることも珍しくありません。一方、企業としてもめぼしい学生のピックアップ手段に利用したり、企業イメージの宣伝に活用できることから、日本国内でも年々盛んになりつつある制度です。
インターンシップ募集は、大学生だと3年の夏休み・春休みに向けて実施されます。3年秋から始まる就職活動本番に先駆けて就業体験を積むことで、自分の適性について考える機会を得、就職時のミスマッチを防ぐことができるメリットがあり、大学院、短期大学、高等専門学校でもインターンシップ制度の展開が拡がりつつあります。
jal インターンシップの場合は、JAL スカイ各社によるインターンシップがよく知られ、インターンシップで体験する業務はグランドホステス。地上業務・グランドスタッフ、あるいはグランドアテンダントと呼ばれる地上での案内や受付業務が主体となります。
また、欧米の航空会社では以前よりインターンシップが実施されており、勤務する職場も客室乗務（キャビンアテンダント）を対象に実施されることも珍しくはありません。ただし、滞在費用・旅費等は研修生負担が一般的なのは注意したいところ。エアライン系のインターンシップは無給が主流ですから、その間の生活費も考えるとそれなりの費用を用意しなくてはなりません。
2008年春期航空系インターンシップは？
航空系インターンシップで、jalインターンシップと並び注目を集めるのが、anaのインターンシップ。anaインターンシップはjalと同じく、グランドスタッフのポジションで行われます。anaのインターンシップが始まったのは2007年夏期募集から。jalのインターンシップが2000年頃から始まっていますから、「やっと」といったといったところでしょうか。
2008年1月現在、anaのインターンシップの2008年春期募集は実施・不実施がはっきりしません。しかし、jal インターンシップが2008年春期の募集をしないという発表があったことから、国内大手航空会社で2008年春期のインターンシップ募集が期待できるのはanaだけとなってしまいました。(2007年末時点)
なんとしても、航空会社の業務を経験したい方はエアライン各社の募集に参加する、インターンシップ留学という方法がありますが、英語力が厳しくを問われるのはもちろん、費用も相応にかかりますので、それなりの準備が必要となります。